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三連休も最終日な今日、沖縄では旧盆で夏休みを迎える為、明日からの仕事に憂鬱な思いでパソコンを叩いています。連休中も、携帯電話やパソコンに色々な連絡があり着信音が鳴るたびに胸が締め付けられます。仕事との距離感を取りたい今日この頃です。
私がケアマネとして仕事を始めた頃、ある先輩が言った印象的な言葉があります。「ケアマネはパソコンと携帯電話とFAX機器があれば仕事ができるから、これらが小型化できれば家で仕事ができるのに」と話していました。今から10年チョット前の言葉だけれど「それ」が今は現実になっているから驚きです。
特に、コミュニケーションツールの要である携帯電話の進歩が目覚ましいと思います。Lineアプリで気軽に連絡が出来て、内容を読んでくれた証である「既読」が付くのも便利で有難いなぁ~と。アプリ機能だけではなく、ショートメールにも同じ機能が付く時代になりました。繋がり易い世の中だからこそ、最近はその弊害も感じる様になったというのが今回の主題でもあります。
連休中に読んだ本、ブレイディみかこ著「転がる珠玉のように」というエッセイで「つながらない権利」というタイトルを読んだ。著者の、みかこと出会ったとある女性がメールで上司とのやり取りにストレスを感じているという話。「夜とか早朝にも(上司からの)メッセージがくるのがつらくて。勤務時間外にさすがに電話は無いけど、既読になっているのがわかると返事しないわけにはいかないし」と、愚痴をこぼすシーンが印象的だった。「スマホはライフワークバランスの敵だなって、つくづく思う」と笑っていたが、人間はコンピュータではないから24時間繋がっている訳にはいかないと著書は話す。タイトルの中のエッセイでは話していなかったけれど「時間外に連絡をしてくる上司は、今も(早朝、夜)仕事をしている」ってアピールされているのも辛いのではと感じた。これも一種のハラスメントだなって思う訳で。
私も、利用者のご家族や事業所に時間外の連絡を取ることもある。緊急ではない要件なら、連絡をとる(電話であれメールであれlineもしかり)時間帯は配慮しなければと感じる。忙しい時間帯は避ける等の配慮は必要だ。少なくとも急ぎの要件であるなら、口頭や文面で一言謝るくらいは必要だと思う。
事務所に居る時は、他の職員の電話の受け答えには耳を傾けてコミュニケーションには注視(注耳?)している。だけど、職員一人一人、着信の履歴(時間帯)やメールの内容、lineの内容までチェックする訳にはいかない。「常識の範囲内で」と思って通信機器を渡しているが、モラルや管理が追い付いていないと感じる今日この頃です。
明日、週明けのミーティングで口酸っぱく言ったとしても、自分の真意が職員に正しくに届くかを考えると、今(連休最終日の夕方)から、全職員にグループlineで注意喚起しようかと考える私がいて「つながらない権利」を理解できない自分に反省しきりである。