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このブログでは、指定居宅介護支援事業所イデアの紹介や、日々の業務を通して思う事を書させて貰っています。又、日ごろのお仕事の中で思う事を書いています。ただ、このブログを書いていて、常に思う事は、文章としてストレートに表現すると、書いている意図が正確に伝わらないのでは、読む人に不愉快にさせるのではないか?という不安が頭を過ぎります。仮に、このブログを読んでくださる人が「介護をされているご家族」や「介護や医療・福祉に携わる方」と仮定した場合、読んでくださる方に対しては特に読後の感想が気になります。私の立場として、利用者を始め介護者に対しては真摯に向き合うと同時に、介護事業者や医療・福祉の支援者に対しては尊敬を持って書かせてもらっています。
10年以上も前の話です。それまで、アナログな人間として生きてきましたが、ある日、iPhoneというおもちゃを手に入れた時、流行りの玩具を手に入れ子供の様にSNSを通して秘匿性が担保されたシステムを利用し、自分の思う事を述べたこともありました。個人情報に配慮した上での意見でしたが、日常で誰も言わない意見を素直に述べた事で多大な反響があった時にSNSの怖さを実感しました。同時に事情を知らない方からの批判や中傷を目にしてアカウントを閉鎖しました。
自分の意見を発信する怖さを知りながらも、あえて、ホームページを作成した時に、ブログで自分が思う事を素直に(個人情報に配慮しながら)書いてみようと思いました。ですが・・・途中で「この文章を読んでくれた人がどう思うか」を考えると、言い訳を考え文章をつけ足してみる等、個人に対しての批判や意見ではない事を文章で延々と連ねていくうちに「書きたい文章は、コレではない」と、思うことも増えてきました。先程、書いたブログ『利用者の「幸せ」とは何かをケアマネの視点から考える』というタイトルの長文を丸ごとボツにしました。書いた文章が、意見が正しく伝わる自信がないと思い破棄しました。今、長文を書いた時間を回収したくて余話としてこの文章を書いています。
事務所でよく職員に話します。人と人とのコミュニケーションに難しさについて。一方的なコミュニケーションである「ブログ」でさえも読んだ人の読後感で不愉快にさせてはいけないと思います。かと言って有益になる情報も書ける力も力量もない袋小路に迷いこむ今日この頃です。