2019年4月1日より、働き方改革関連法案の一部が施行され、現在「働き方改革」は大企業だけではなく、中小企業にとっても経営課題の一つとして世間に認知されつつあります。今後、生産年齢人口(15~64歳)が減少を続ける中で、国全の生産力の低下、国力の低下が避けられないという現状が背景にもあると言われています。このような状況の中で「介護離職」が社会問題になっており、主に親の介護をきっかに仕事を辞めて(離れて)しまう事を指します。
先日、ある事業所に訪問した際に退職されると言うケアマネさんから話を伺う機会がありました。職場を離れるその理由が「ケママネの立場でありながら自分の親を放っておく訳にはいかない」と言う事で、親の介護に専念したいという理由を聞きました。もちろん、様々な事情もある中で、それだけの理由ではないにしても介護支援の専門員をうたうケアマネージャーであっても「介護離職」は他人事の問題ではないと驚きました。
「介護離職を防ぐためにも、企業と連携しながら仕事と介護を両立できるようにマネジメントする産業ケアマネージャーという資格があるらしい」と、興味にかられ一念発起し、「産業ケアマネージャー3級」への資格取得の為、勉強に励み見事に一発合格にて資格取得をする事が出来ました。
あれから1年が経過しましたが「産業ケアマネージャー」という役割と認知を広げる為、業務に取り組むと共に介護離職を考える介護者(家族さん)が一人でも減るように頑張ろうと思う管理者でしたが・・・知識は役立ててこそ知恵になると言うのに空論で行動が伴わない一年だったことをココに告白する次第です。(過去のブログより引用、一部加筆)