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月別アーカイブ: 2023年12月

企業理念ってナニ?それって食えるの?

自分の働く会社の企業理念を覚えている人ってどれくらいいるのかしら?会社で毎日、唱和されているならともかく(企業理念を唱和するってブラック企業っぽい汗)弊社で働く職員は企業理念を知らないと思う。そもそも「理念って理想概念の略語だよ」って職員に語っても「ちょっとこの人ナニ言っているかわからない」って顔をされるだろう。

弊社(イデアidea)のいくつかある企業理念の中で個人的に大事にしている理念として「福祉に携わる人間が幸せであるように、自身の頑張りや努力が自身の成果に反映されるような職場環境を整えます。職員の働き甲斐と幸せが、利用者の幸せに繋がるように努めます」という文言がお気に入りだ。我ながらよく考えたもんだと自画自賛。

漢文学者の白川静の著書「常用字解(第二版)」によると「福祉」という漢字の語源は両方の漢字とも「幸福」を意味するという。「祉は福なり」併せて福祉(幸福、さいわい)という「詩経、大雅」には「既に帝の祉(さいはい)を受く」とあり、その福祉は神より与えられるものであったとある。

以上の意味からも、福祉に関わる(働く)人間こそがまずは幸せであるべきであると考えている。働く職員が疲弊しており、不満を抱えて不幸と思える境遇の中で果たして利用者を幸せにできるだろうか?まずはイデアで働く職員から幸せになって欲しい。職員の幸せが利用者への幸せになればというのが私の考えでもあり、私の経営哲学(思想)でもある・・・と偉そうに語るのでした。明日の忘年会の挨拶でこの話を披露しようかしら?

24年度介護報酬改定をおもう

ホームページをリニューアルしてからは、連日のようにブログを更新し続ける管理者です。「やり始めのユーチューバーみたいだな!」と、面白くもないツッコミを自分に入れながらこの原稿を書いています。今日は仕事が忙しく、夕方に独り作業を進める私です(どうせ誰も読んでくれないのに・・・と思い始めるとネガティブモードに突入する為に仕切り直します)。

厚生労働省は連日のように介護報酬改定についての議論を進めており、毎日流れてくる議論の内容と介護報酬改定への実態が段々と見えてきました。個人的な感想としては平成27年度の介護保険改正以来の改悪になるのではと思います。平成27年度の改定では「2割負担」「総合支援事業」の創設。介護報酬の大マイナス改定があり、介護事業所の倒産が相次いで混乱が大きかったことが昨日のように思い出されます。

国会では議員がキックバックか何かで裏金つくりに躍起になっていたと報道が流れますが次回の介護報酬改定では、全介護事業所の財務諸表を情報開示せよと国が言っています。「まずは、自分の懐から開示するのが先じゃありませんか?先生♡」と、嫌味の一言でも言いたくもなります(いや本当に)。

やはり愚痴っぽくなりました。最近は、ブログに写真を載せる機能を使いこなそうとあれこれいじくり回していますがうまくいきません。又、運営規定などもホームページで掲示しなさいと介護報酬改定では議案が出ているそうです。ホームページの内容も進化していく予定ですので、こうご期待を(だから誰も見ていないって)!

有給取得率から見るブラック企業体質とは?

とある、就職・転職サイトで「ケアマネ事業所はブラック企業が多い」という記事を見ました。「職場の雰囲気が良い」「パワハラ、いじめなどのハラスメントはありません」と、いくら訴えても雇用主の認識(あるいは建前)だけで実際は・・・という事も少なくないと思います。そこで、客観的に確認ができる評価として今回はイデアの「有給休暇の取得率」について考えてみたいと思います。(ちなみに離職率は一人もいないので単純に0%です(笑))

そもそも、有給休暇の取得率とは何かと言うと雇用主が従業員に付与した年次有給休暇の日数を、実際に従業員が取得した割合になります。

 

※有給休暇取得率について

・計算方法:取得率(%)=全雇用者の有給取得日数計÷全雇用者の有給付与日数×100

・有給取得計算日数には、前年度有給休暇の繰越分を取得した分を含みます。

・有給休暇付与日数には、雇用主の定める特別休暇(イデアでは慶弔・特別訓練教育休暇等)及び前年度繰越分の有給休暇は含みません。

・年次有給休暇は発生日から2年間で時効となり、消滅する(労働基準法第115条)。

 

上記、3点を基に算出してみます。弊社では、役員2名、従業員3名が働いているので従業員3名を基に計算します。

 

※算出例(前年度繰越あり)

従業員Aさん:前年度繰越分11日、当年付与10日中、10.5日を取得

従業員Bさん:当年付与10日中、8日を取得

従業員Cさん:当年付与10日中、6日を取得

 

全雇用者の有給取得日数計=10.5+8+6=24.5

全雇用者の有給付与日数計=10+10+10+=30(前年度繰越分を含めません)

 

有給取得率=24.5÷30×100=81.6%

 

という事で、イデアでの有給取得率は81.6%となりました。この数字が高いか?低いか?の判断はこのブログを見ている方の判断にお任せます。イデアでは有給を取得する際の報告はグループlineによる報告のみになります。有給の取りやすさにも配慮した職場環境つくりに取り組んでいます。

 

引用サイト:有給休暇(有休)の取得率を算出する方法は? 計算式や取得率向上の付与方法まとめ|アラカルト型の有休管理クラウドソフト「オフィスステーション 有休管理」 (officestation.jp) より一部抜粋しました

「終活」という言葉から生き方を考えてみる

終活とは「人生の終わりのための活動(ウィキペディアより抜粋)」の略称で、人間が自らの死を意識して人生の最後を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉である・・・と書いてありました。具体的には、身の回りの財産の整理やお墓の準備、老後の医療や介護に関する方針決定などが含まれていて、最近では「人生会議(APC)」などと言って終末期の医療の在り方やケアについて前もって考える取り組みなどを事前に本人を踏まえて家族や関係者と話し合う等、厚生労働省が率先して取り組み方法など発表しています。一年前、終活に興味を持った私も一念発起し「終活カウンセラー2級」を資格取得しました。
日ごろ、ケアマネージャーとして業務する中で残される家族や人生の終焉についても相談を受けますが、まさしく終活は「終焉活動を通して自分を見つめ、今をよりよく生きる為に行う」活動だと学びました。実際、利用者さんに「自分の人生の最後をどう捉えるか?」と、質問を投げかけても「胃瘻はいやだ」「子供たちに面倒を掛けたくない」と、簡単なイメージは話されますが、終活(人生の最後)について具体的に考えてみませんか?と話をすると「自分の最後を考えるなんで想像できない」「その時になれば考えるさ」と具体的に考える事を嫌がる利用者も多いと感じます。特にご家族がいらっしゃらない独居高齢者を支援する際には終末期の意向は確認しておきたいのですが、無理に話を進めると信頼関係を破綻しかねない時もあります(そういった場合の研修なども準備されています)。

 

私も、「自分の残りの人生(時間)はあとどれくらい残されているだろうか」と、考えます。そのために、いつまでに何をするべきか?と過去の反省と将来の目標を立てて頑張ってきました。しかし、最近は「過去を悔やまず未来を憂えず今を如何に生きるか?」という風に考える事が多くなりました。「今をよりよく生きて満足した!」って感じた時に人生の最後についても真剣に考えてみようと思う今日この頃でした。

産業ケアマネ取得から一年経って・・・

2019年4月1日より、働き方改革関連法案の一部が施行され、現在「働き方改革」は大企業だけではなく、中小企業にとっても経営課題の一つとして世間に認知されつつあります。今後、生産年齢人口(15~64歳)が減少を続ける中で、国全の生産力の低下、国力の低下が避けられないという現状が背景にもあると言われています。このような状況の中で「介護離職」が社会問題になっており、主に親の介護をきっかに仕事を辞めて(離れて)しまう事を指します。
先日、ある事業所に訪問した際に退職されると言うケアマネさんから話を伺う機会がありました。職場を離れるその理由が「ケママネの立場でありながら自分の親を放っておく訳にはいかない」と言う事で、親の介護に専念したいという理由を聞きました。もちろん、様々な事情もある中で、それだけの理由ではないにしても介護支援の専門員をうたうケアマネージャーであっても「介護離職」は他人事の問題ではないと驚きました。
「介護離職を防ぐためにも、企業と連携しながら仕事と介護を両立できるようにマネジメントする産業ケアマネージャーという資格があるらしい」と、興味にかられ一念発起し、「産業ケアマネージャー3級」への資格取得の為、勉強に励み見事に一発合格にて資格取得をする事が出来ました。

あれから1年が経過しましたが「産業ケアマネージャー」という役割と認知を広げる為、業務に取り組むと共に介護離職を考える介護者(家族さん)が一人でも減るように頑張ろうと思う管理者でしたが・・・知識は役立ててこそ知恵になると言うのに空論で行動が伴わない一年だったことをココに告白する次第です。(過去のブログより引用、一部加筆)

ケアマネの働き方について

先日、「仕事の満足度を図る」というタイトルに興味を惹かれ、ネット記事を閲覧しました。そこには介護支援専門員として働くうえで「仕事の満足は高い」と言う、現場で働くケアマネさんからの声に対し本気で二度見しました(ガチです)。

介護労働実態調査における不足状況によると、介護従事者の不足状況(大いに不足・不足・やや不足)に関して、訪問介護や介護職員の値が80%~64%と高い値に対して、ケアマネに限れば32%と、思ったよりも低い値でした。
様々な数字を上げて実態調査の解釈が為されていましたが「賃金には満足していないが、働き方、労働条件に満足している」との事でした。これは嬉しさと共にびっくりな回答でした。もちろん、業務に対する不満としては「仕事上で相談できる窓口が無い」「書類の多さ」「業務の範囲が明確では無く何でも屋ではないかと思う時がある」等、ケアマネ特有の課題も上がていました(私個人的な意見も入っています)。

働き方や賃金も含めて「職員の働きやすい環境を作る」ことはイデアの企業理念でもあります。企業が、働く職員を孤独にならない状況を作る事。職員の働き甲斐や幸せに貢献する事を通して、利用者や家族への幸せに繋がる事を祈ってやまない管理者なのでした。

今年も残りわずかとなりました

早いもので、今年も残りひと月を残すだけとなりました。今年の目標として「次のステップへ飛躍する為の地固めの一年にする」をスローガンに掲げ、職員一同頑張ってきました。事務員を迎え、業務のフォローをしてもらいつつ新たに事務所の移転もできて登山で例えるなら「七合目めまで来れた」と言う実感です(山登りしたことない私ですが汗)。

来年、飛躍に向けた一年にする為に必要なことは「人材(人財)」の一言に尽きると思います(じんざいってかっこ付きで2回言っているじゃん?というツッコミは置いといて)。新しい出会いに期待しつつ、今日もハロワからの求人のお問合せがあるんじゃないかと胸を高鳴らせる私です(人生なかなかうまくいきません)。

残り、1か月…悔いのなきように頑張る毎日です。